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  • このトピックには1件の返信、2人の参加者があり、最後に堀田 修堀田 修により1週、 4日前に更新されました。
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  • #423
    長野 智弘長野 智弘
    参加者

    突然の投稿失礼致します。

    この度、投稿させて頂いたのは私の7歳になる息子の病気についてです。

    といいますのも昨年の末に若年性皮膚筋炎との診断を受け、現在近隣の大学病院にて治療中でありますが、その息子が病気になるかなり前から口臭がありました。当時は歯磨きやマウスウォッシュ等色々と試してみてはいたもの、中々口臭が改善されず日々の忙しさから治療にまではいたらず、突然、病気を発症することとなりました。その後、この口臭が何か病気と関係しているのではないかと思い、退院と同時にオーラルケアを開始し、歯周病菌の検査を受けることとなりました。その結果、フソバクテリウムヌクレアタムという細菌が異常繁殖していることが分かり、歯周内科治療、3DS除菌といったオーラルケアを実施、現在は細菌数も激減、投薬治療は継続してはいますが炎症値は改善したままをキープしております。

    しかしながら、我々家族としては不可能であっても原因を見つけ出し、副作用の強い薬を断薬したいと思っております。

    素人ながらにこのフソバクテリウムヌクレアタムという細菌を調べてみたところ細菌の感染により、口腔内で大量に増殖することでINF-α、IFN-γ、IL-1β、IL-6、IL-8、LL-37、マクロファージ遊走阻止因子等の多様な炎症性サイトカインが生産されることが分かりました。(第22回エンドトキシン・自然免疫研究会 歯周病関連細菌による好中球からのneutrophil extracellulartraps 生産を介した炎症反応の誘導より) そこで、このフソバクテリウムヌクレアタムという細菌が若年性皮膚筋炎に関連しているかどうか、また、今後のオーラルケア等、何かアドバイスを頂けないでしょうか?

    息子は病気になる以前はサッカーをしており、将来はサッカー選手になりたいと言っていました。今尚、その夢は諦めていません。私も親として病気で諦めてしまったということにはしたくありません。不可能であっても何とか原因を見つけ出し、断薬を実現し、また息子が元気にサッカーをして夢を目指せるように手助けしてあげたいという思いから投稿させて頂いております。

    どうかお力をかしていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

    #424
    堀田 修堀田 修
    参加者

    私は若年性皮膚筋炎の症例を診療したことがありませんのでコメントを差し控えておりましたがレスポンスされる方がおられないのでコメントさせて頂きます。
    私が調べた限りでは「Fusobacterium」 と「若年性皮膚筋炎」のキーワードでヒットする論文が見当たりませんでした。しかし、「論文がない=関係がない」というわけではありません。
    1.Fusobacteriumは細菌の中でも特に大型の細菌で歯垢形成に関与しているようです。
    2.Fusobacteriumの病原性は低病原性歯周病菌群の一つで単独ではあまり悪いことをしませんが、高病原性歯周病菌のP. gingivalisと一緒になってバイオフィルムを形成すると潰瘍形成などを引き起こすようです。
    3.潰瘍ができると体内侵入する場合もあり、胎盤を破って流産、死産の原因にもなる菌で深部にまで入り込む性質があるようです。
    4.大腸がんでは腫瘍細胞と一緒にFusobacterium塊状になって検出される場合が多いようで多数の論文が報告されています。また、口腔内に存在するFusobacteriumが大腸がんへ移行している可能性を報告されています。また、口腔内細菌叢は腸内細菌叢に影響を及ぼしますので口腔内のFusobacteriumが腸内細菌叢の乱れを介して自己免疫疾患の発症に関与している可能性はありえるかと推察します。

    ここからは私の私見です。Fusobacteriumは低病原性歯周病菌群の一つで中学生の頃にこの群は形成されるとされておりますから7歳は早すぎるかも知れません。Fusobacteriumが多いからそれを退治しようという発想が出てくるのは当然ですが、別の見方が必要かも知れません。例えばIgA腎症は口呼吸が関与している代表的な疾患ですがIgA腎症の患者さんでは口腔内細菌数と種類が健常人よりも減っていることが報告されています。
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsme2/36/2/36_ME21006/_article
    つまり、治療介入という点では特定の細菌を減らすことよりも多様な細菌が共生する口腔内環境を作ることが重要のように思えます。口呼吸の習慣を是正することはその一つと考えます。
     以上、長野さんの期待に応えるような回答ではないですが参考になれば幸いです。

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