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トップページ フォーラム 歯性病巣疾患・歯原病疾患 口腔清掃習慣における歯間清掃の役割

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    吉田 律樹JFIR 事務局
    キーマスター

     

    口腔清掃は,口腔の健康を守るために重要なセルフケアである.2016年歯科疾患実態調査によると,毎日歯を磨く者の割合は,95.3%であり,毎日2回以上歯を磨いている者の割合は増加を続けており,77.0%であった.歯ブラシによる口腔清掃は,日常臨床におけるプラークコントロールの中心であり,口腔清掃は歯周病の治療において,歯肉縁上プラークの除去法として欠かすことのできないものである.一方,前述の調査では,歯周病所見は,15歳以上ですでに,約7割,30歳以降から,約8割の者が歯肉に所見がみられ,およそ8割の国民が歯肉炎を含めて歯周病に罹患しているといわれている.すなわち,多くの国民が,歯周病にならないように,毎日,歯を磨いているにもかかわらず,歯周病の罹患率は高く,特に,65 歳以上の高齢者層ではむしろ増加傾向にある.

     

    その要因の1つが,歯間部歯周組織の組織構造上の問題であり,その管理体制にある.正常な歯間部歯肉は,形態的には,くぼんだ鞍状形態(凹面形態)をしている.このくぼみに,プラークが停滞しやすく,かつ,そこの歯肉は構造的に角化が粗な弱い上皮組織で被覆されていることから,う蝕だけでなく,歯周病の起こりやすい(好発)部位になる.

     

    しかし,歯ブラシだけでは歯間部のプラークを除去することは不可能であり,歯間ブラシやデンタルフロス等の歯間清掃用具が必須であり,デンタルフロスや歯間ブラシ等を用いた歯間清掃は,う蝕や歯周病の予防には,必須である.

     

    稲垣幸司

     

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