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トップページ フォーラム 口腔機能と全身 口腔の異常と運動器疾患 返信先: 口腔の異常と運動器疾患

#276
酒井 秀俊酒井 秀俊
参加者

    貴重なご質問ありがとうございます。
    〉歯痛のため抜髄したけど改善せず、ほかの症状もありEATを実施したところ歯痛も改善したケースを経験しております。

    ・・大変重要なご臨床経験とご洞察をなさったと感銘いたします。
    抜髄後の持続性疼痛は残髄炎等歯髄性及び
    歯根尖周囲炎など局所に起因するもの以外に慢性上咽頭炎など病巣感染性、仙腸関節はじめ他関節の関節副運動機能異常〜関節炎などの関節原性等関連痛、その他の因子が考えられ、EATによる疼痛消失は十分にあり得ます。  

    ①に対して
    抜髄→歯根尖性歯周炎化を可及的に回避することは自己免疫疾患や皮膚疾患、糖尿病等口腔関連疾患を考えますと非常に重要事項考え、いくつかの治療法を組合せて精力的に取り組んでいます。
    有痛性整形外科運動器疾患に於いても、
    歯根尖性歯周炎の改善が有効だった症例が散見されます。

    ②に対して
    急性歯髄炎に対して最大限の歯髄保存治療をするも、経過不良の症例であった場合です。

    また、上下の噛み合わせ調整治療に於いて
    抜髄まで必要なケースは稀です。

    稚拙な回答で恐縮です。
    さらなるご質問、コメントも、お気軽にお声掛けください。

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