上咽頭は体の要所であり大変ナイーブな場所です。そこに慢性のうっ血と浮腫を生じる慢性上咽頭炎は様々な原因で簡単に悪化するようです。
悪化の原因の筆頭は何といっても「のど風邪」などの感冒です。最近、COVID-19が軽症であってもその後に慢性疲労などの体調不良を訴えるケースがあることが注目されていますが、新型コロナの感染でウイルスはいなくなっても、特にもともと慢性上咽頭炎をもっているような人はCOVID-19がきっかけで慢性上咽頭炎の悪化した状態が残ってしまうのかも知れません。
感冒以外にも①ストレス②寒冷③大気の汚染④タバコ⑤花粉や黄砂⑥化学物質の吸入などが慢性上咽頭炎の悪化因子として知られています。さらに、一部のワクチンや薬剤も慢性上咽頭炎を悪化させる可能性が示唆されています。
また、頭痛、めまい、慢性疲労などの症状を訴える慢性上咽頭炎の患者さんでは、気圧の低下や梅雨時期に症状が悪化するケースも少なくありません。
慢性上咽頭炎の悪化因子を知ってそれにうまく対処することは上咽頭を良い状態に保ち健康な生活を送るためにも重要です。ここでは、慢性上咽頭炎の悪化因子とその対処方法を共有したいと思います。
「私が経験した慢性上咽頭炎の悪化原因」「私の慢性上咽頭炎対処法」などにつき意見交換をしたいと思います。皆さん奮って投稿してください。
堀田 修