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2022年7月30日
#446
西脇先生、貴重な、そして示唆に富む投稿ありがとうございます。
東京医科歯科大学初代耳鼻咽喉科教授の堀口申作先生の門下である谷俊治先生、古屋英彦先生から半世紀以上前の上咽頭擦過療法(EAT)の黎明期について貴重なお話を伺う機会がこれまでにありました。そして、この黎明期時代の業績が今日再興しつつあるEATの礎となっております。これも、先生のお父様である本橋弘行先生をはじめ、その時代にEATに関わりになられた先達の先生方のお陰であることは言うまでもありません。また、東京医科歯科大とは別の大学病院で塩化亜鉛とは異なる薬液であるマンデル氏液を用いてEATが実施されていたことは大変興味深いです。
EATにおいて最も重要な要素は擦過であると感じておりますが、病態によって最適な薬液を使い分けるという柔軟な発想もこれから必要なのかも知れませんね。