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2020年10月1日
#314
堀田先生、返信ありがとうございます。
私自身、30年前からAKテクニックの脇山先生より、O-リングテストを学び、咬合調整による体調改善を行ってまいりました。
咬合調整とは、いわば、タテの調整です。
主に、タテの高さ(咬合高径といいます)と、横揺れ(歯ぎしり)時の干渉を調整します。
しかし、効果としては、著効の方もかなりいらっしゃるのですが、あまり効果のないグループの方もいらっしゃいました。
研究を始めて約15年間は、歯を見て、歯の調整を積み重ねてまいりましたが、15年ほど前に、これは舌が関係しているのではないかと気づいたのです。
これは、患者さんの模型を並べて見比べているときに、アーチの大きさがバラバラなのを見て、ふと思いました。
舌は、舌ストレスがあると、それを避け、その結果“舌の位置異常”が起こります。
下顎は厳密にいえば、関節はせず、遊離骨のため、舌の位置異常は即“下顎の位置異常(偏位)”を起こします。
これは、ヨコの問題だと言えます。
口腔は、舌を含めた上で、タテ、ヨコ、奥行きの3つの観点で診る必要があると思います。
私も、今後は“非感染性”の医科歯科連携が進むことを、心より期待しております。