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#301
堀田 修堀田 修
参加者

東洋医学に精通されている先生方へ
先日、HPVワクチン投与後、9年間も慢性疲労症候群で苦しんでいたという米国の患者さんから興味あるメールを頂戴しました。
この方が私の論文をお読みになりEATを米国で受けることはできないものかとの相談を以前受けたことがあります。
実はこの米国人女性が今年の8月にCraniocervical instability (CCI、 頭頚部不安定症)に対する非外科的な治療をお受けになったところ9年間も患った慢性疲労症候群の症状がすっかり消失したということで、その報告のメールを頂戴しました
治療の詳細は以下の彼女のSNSに紹介されています。読んでみると、この治療を日本ですぐに実施するのは難しそうですが、治療法の原理は、細胞の活性化と増殖を誘導するデキストロース溶液を痛みの原因となる部位に投与して、腱、靭帯、骨腱接合部、軟骨、関節包を強化する日本でも行われているプロロセラピー(prolotherapy,増殖治療)に近いものです。
https://medium.com/@mecfsmedicalrecovery/me-cfs-spinal-instability-tethered-cord-recovery-protocol-3e1eefffac8c
ポイントとなるのはCCIですがCCIは以下のサイトのMRI写真
https://me-pedia.org/wiki/Craniocervical_instability
にありますように大後頭前縁から第二頸椎後部下端に引いた線(Grabb-Oakes line)と硬膜
との距離(正常は6mm以下、Grabb-Oakes measurement)で診断するようです。調べてみるとCCIは自律神経障害の原因にあるようです。
MRI画像からわかるようにこの部位は上咽頭の真後ろです。CCIが上咽頭を中心とした領域のうっ血やリンパ路の通過障害に関係しているのでないかと推察しました。つまり、この理屈からするとCCIを持った慢性上咽頭炎例の場合はCCIを改善するような補助治療も有効なのではということになります。
東洋医学的見地から何かこの病態に関連するような治療法や知見はないでしょうか?
JFIRには東洋医学に詳しい会員の方々が何人もおられるのでご意見を頂戴できれば幸いです。

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